中古情報機器協会(RITEA)が2009年8月に発表したところによると,パソコンやサーバ,モニタ,コピー機などの中古情報機器の販売台数は243万台と,前年比110%増加しています。なかでも中古サーバについては販売数約7万台,前年比115%増加しています。パソコンやワークステーション,サーバからなる情報機器本体合計では,製造年から3年以内のものが約4割を占めており,新しい製品の取引が多いことがわかります。新品のパソコンの出荷台数が伸び悩んでいるなか,リユース(中古再生)市場が拡大するのには,どのような理由があるのでしょうか。本連載では,その代表的企業であるデータライブへの取材を中心に,その謎を探ります。