仕事と介護の両立に向けた取り組み

少子高齢化の進展及び共働き世帯の増加などにより、家族形態の変化を背景に、働きながら介護をする人、介護を理由として離職する人が増えており社会的な課題となっています。
弊社では東京都が推奨する「仕事と介護の両立事業」に取り組み、課題の把握と今後の取組計画を検証いたしましたのでご報告致します。

1 ニーズ調査

1) 実施日及び実施方法
平成28年12月12日

2) 対象者数、回収数、回収率
対象者86名、回収数77名、回収率77/86=89.5% 

3) 調査結果概要(調査により明らかになった課題)
・過去・現在の従業員の介護状況、介護対象者の有無について
 介護をした経験のある者が全体の20%、現在も介護をしている者がその内30%弱であった。
・今後の従業員の介護離職の可能性について
 現在の勤務先での介護離職の可能性が、50%程あることがわかった。
・就業規則、規程内の介護関係制度に関する認知状況について
 制度があることを把握している者は、30%以下であった。
・仕事と介護の両立に関する不安について
 介護することで、少しでも不安を感じる者が96%近くいた。
・介護が続いた場合の望ましい働き方及び社内制度について
 短時間勤務などの支援制度を使って両立しようとする者が70%いた。

2 プロジェクトチームの設置及び運営状況

1) 設置日・メンバー
平成29年2月21日 社員2名及び顧問社労士1名

2) 運営の状況(開催日、検討内容及び参加者数)
第1回(平成29年2月22日、2名参加):活動内容及びスケジュールの確認

3 策定した取組計画(内容及び取組時期)

平成29年度:メンバーの介護知識の習得、全社員向け社内研修の実施(外部講師)
介護経験者へのヒアリング、介護窓口の設置・社内相談対応開始